ドローン講習を実施しました。
農業大学校では、農業現場で急速に導入が進んでいるドローンの基礎的知識と操作技術を習得する演習を、来年度からカリキュラムに導入することとしています。それに先駆け、養成科学生と研修科研修生の希望者を対象とした「ドローン講習」を8月30日(火曜日)、31日(水曜日)の2日間実施しました。
当日はドローン教習所福岡校(南福岡自動車学校)を講師に、学生7名、研修生2名の計9名が受講しました。
講習では、まず座学によりドローンの機体構造や飛行制御技術、航空法をはじめとする関連法令等を学習し、その後シミュレーターを使った仮想条件での機体操作を経て、ドローンの実機操作を行いました。
ほとんどの受講者がドローンの操縦は初めてで、最初緊張した面持ちでプロポ(操縦器)を操作していましたが、練習するにつれ、前後左右・ホバリング等自在に操作できるようになり、加えて農薬散布で必要となる液剤投下についても操作できるようになりました。
農業現場における省力化技術の導入・普及を考えた場合、今後ますますドローンの必要性は高まることが予想されます。加えて本年12月にはドローン操縦免許が国家ライセンスとして制度化されることが決まっています。
これらのことを踏まえ、農業大学校ではドローン免許の取得ができる演習を取り入れたカリキュラム運営に取り組みます。