入試情報

農業大学校について

【Q1】福岡県農業大学校の特徴を教えてください。
本校の特徴は大きく3つあります。

  • 卒業後の就農率(自営就農、雇用就農、継続研修)は、5か年の平均で46%です。
    就農以外の就職先は、福岡県庁等の公務員やJA全農ふくれん、県酪農業協同組合、県農業共済組合連合会などの県域の団体、JA(農業協同組合)およびクボタ、ヤンマーなどの農業機械メーカーなどが主なものです。
  • 各種資格取得が可能です。
    大型特殊、けん引、フォークリフト、小型車両建設機械、ドローン、危険物取扱免許取得等の資格が取得できます。
  • 学費が安いことです。
    入学金・授業料が無料です。2年間で教材費・資格取得費等・食費を含めて、入寮生は約93~130万円、通学生は約64~99万円です。(令和7年度見込)
【Q2】福岡県農業大学校のカリキュラムの特徴は何ですか?
  • 校内に44棟のハウス、3.3ヘクタールのほ場やトラクター練習場を擁し、カリキュラムの半分を超える実習や、先進的農家への留学研修などを通じて実践的な栽培・経営技術習得を行います。
  • グローバルGAP認証の取得、環境制御温室や農業用ドローンを使ったスマート農業、HACCP対応の加工室を使った農産加工、福祉施設と連携した農福連携の実習、地元JA直売所での販売活動など、これからの農業を見据えたカリキュラムを導入しています。
  • 大型特殊自動車免許(農耕用)やフォークリフト運転技能講習などの演習科目をカリキュラムに組んでおり、2年間で計画的に資格取得ができます。
  • 教養講義として国語・英会話・日常生活法規、キャリアプランニング等、また専門講義として生産工程管理、農業新技術(DX)、マーケティング等があります。
  • 農家留学研修や農業インターンシップ、流通市場研修等で、生産から流通まで総合的に学習できます。
【Q3】福岡県農業大学校は専修学校ですか?
農大は農林水産省所管の研修施設で、専修学校ではありません。
農大は、技術習得実習、農業経営に必要な資格取得及び経営能力習得等、即戦力となる本県の農業者を育成する実践教育を行っています。
【Q4】農大で受け取れる就学奨学金等を教えてください。
本件の農大は(独)学生支援機構の奨学金の適用がありません。
※就農希望者は「就農準備資金」の対象となる場合があります。
これには、条件がありますので詳しくは農業大学校へ確認ください。

受験資格について

【Q5】受験資格について教えてください。
下記のいずれかに該当する人が受験できます。

  • 高校を卒業した人(卒業見込を含む)
  • 国内において12年間の学校教育を終了した人(終了見込を含む)
  • 高校卒業程度認定試験のように高校卒業と同等の学力を有すると認められた人
    (翌年の3月31日時点で、合格すること)
  • ①~③に該当し、これらの者と同等以上の学力を有すると知事が認めた人
【Q6】農家ではありませんが、受験できますか?
受験できます。

将来、農業に就業する意欲があるか、農業技術指導者を目指し地域農業の振興に意欲がある人は、受験可能です。
【Q7】推薦入学試験の要件を教えてください。
要件は次のとおりです

  • 高等学校を令和8年3月に卒業見込みの方は、次に掲げる要件のすべてに該当する必要があります。
    • ア 本人または保護者が県内居住者
    • イ 学業成績が国語、数学、理科又は農業の3教科すべてが3.0以上かつ全教科の平均値が3.0以上の者で、高等学校長が責任をもって推薦できる者
    • ウ 福岡県農業大学校に確実に入学する意志を有する者
    • エ 福岡県農業大学校卒業後に本県で就農が確実な者又は本県の農業法人等への就業を志望する者
    • ※入学志願理由書の3卒業後の将来計画に県内で就農あるいは農業法人等に就職する旨、記載してください。

  • 上記①以外の方は、次に掲げる要件のすべてに該当する必要があります。
    • ア 本人または保護者が県内居住者
    • イ 市町村長または農業協同組合長が責任をもって推薦できる者
    • ウ 福岡県農業大学校に確実に入学する意志を有する者
    • エ 就農意欲があり、福岡県農業大学校卒業後に本県で就農が確実な者又は本県の農業法人等への就業を志望する者
【Q8】年齢制限はありますか?
特に設けていません。
※卒業後就農あるいは農業技術指導者を志す人が受験対象者です。

入学試験について

【Q9】過去の入試問題はどうしたら入手できますか?
現在、非公開としております。
【Q10】面接はありますか?
推薦試験・一般試験とも、個人面接を行っています。
【Q11】受験者数と倍率を教えてください。
令和7年度 55名受験、 37名入学(うち推薦21名)
平成6年度 66名受験、 49名入学(うち推薦30名)
平成5年度 53名受験、 44名入学(うち推薦28名)

入学生について

【Q12】農業関係高校出身者が多いですか?
年度によって変動しますが、令和7年度の入学生では49%です。

寮生活について

【Q13】学校には寮がありますか?
あります。
令和7年度は1年生29名(/36名)、2年生38名(/47名)と、全体の約80%が入寮しています。(R7年7月時点)
【Q14】寮の「セキュリティ」はどうなっていますか?
夜間は寮監が原則2名体制で管理しています。寮監は自衛隊や消防署OBです。
【Q15】寮の食事代金はどれくらいですか?
朝食320円、昼食・夕食500円で、月曜日の朝食から金曜日の昼食までの14食/週の食事代金は1年間で約22万円です。
【Q16】寮は、個室ですか?
協調性を養う意味もあり、同じ学年2人~3人の相部屋です。

海外研修について

【Q17】海外研修は必ず参加ですか? 行く先、費用はどれくらいですか?
海外農業研修は選択科目で、演習科目の1単位となります。
令和6年度は、47人中37人、79%が参加しました。研修先はオーストラリアで、1年の2月に実施しました。費用は30万円程度です。

卒業生の進路について

【Q18】農家の入学者割合を教えてください。
令和6年度(令和7年3月)卒業生の進路は、自営就農2名、継続研修1名と農業法人への就業15名、合せて18名(44%)が就農しました。
農業技術を生かす就職として、県職員や農業協同組合、独立行政法人、さらに農業関連企業へと合わせて14名(34%)が農業関連の仕事に就きました。
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