FAR夢プラン 農業高校生が農大OBと意見交換!


7月21日(木)県内の9校の農業高校生46名が農業大学校に集合し、7月7日(木) に現地見学を行った3名の糸島の若手農業者(農大OB)と意見交換を行いました。

〇松﨑治久さん(30歳)は、地域を支える大規模な稲作経営のため、トラクタ、コンバインなどの大型機械の整備をすべて自ら行い経費の節減を図っていることや、株式会社「百笑屋」の社長として安心できる農産物・加工品を作っていることを話されました。

〇吉村真治さん(26歳)は、2年間花市場で働いた後、露地野菜主体の親の経営とは異なる施設園芸でトルコギキョウ栽培を始めました。新規就農で始めたときの農地の取得や施設整備等の苦労話をされました。

〇永田祐介さん(29歳)は、全国のシェフから注目されている久保田農園で、プチリーフ栽培の担当者として、水やりから出荷まで植物の生育を見ながらこまめに管理している状況などについて話されました。

3名の若手農業者の話を聞いた後、農業高校生は3つのグループに分かれて、将来の夢を語ったり、目標を実現するためのアドバイスを受けたりして、充実した意見交換になりました。

FAR夢プラン 農業高校生が農大OBの経営を視察!


7月7日(火)県内の8校の農業高校生57名が農業大学校に集合し、糸島の3名の農大OBの若手農業者のほ場を見学しました。

視察先は次の3か所です。
糸島市二丈松末の松﨑治久さん(米・麦・大豆)
糸島市志摩の吉村真治さん(トルコギキョウ、アスパラ)
糸島市桜井の久保田農園(ハーブ)に就職した永田祐介さん

平成28年度 第1回福岡県農業大学校外部評価会議 議事録


平成28年度第1回福岡県農業大学校外部評価会議議事録についてお知らせします。

1 日 時・場  所

平成28年6月23日(木)10時~12時   福岡県農業大学校 会議室

2 出席者

(1)外部評価者 5名全員出席
青年農業士 師岡幸一氏 農業大学校同窓会会長 宮嵜淳太氏
福岡農業高校校長 泊 義隆氏 福岡県農業協同組合中央会教育センター長 脇山 健氏
県後継人材育室長 深町敏生氏
(2)福岡県農業大学校職員 副校長・教務部長・担当教授

3 審議の内容

本県農業の概要について
外部評価の実施について
28年度評価テーマ(重点目標)について

4 意 見 概 要 

・農業大学校で学生募集について、いろいろな取り組みを行っていることが分かった。
・いろいろな手段でPRはわかるが、意欲のある学生を集めることの取組結果の指標はどのように把握するのか、難しいのではないか?
(農大)結果として定数を超えた応募があれば、試験時の面接等で審査できると考える。
・非常によくやっている。教育の内容として「経営」は絶対必要。出口である就農・就職に目的意識を持った学生を集めるべき。最近は活力のある女子学生が増えている。農業が知らない子も多く興味を持ってもらうことが大切。
・意欲については、入学時のアンケートに無回答であっても、2年間の学校生活の内に目的を持ってくるので、在校生の意欲を高めることが必要。できた生産物がいくらで買われるか市場出荷して評価を得てはどうか。高い評価だとうれしく、
安く評価されると、がんばろうと意欲が出る場合もある。
・意欲ある学生について、農業高校でも農家出身は1ケタ程度。応募学生が増えると翌年は減る傾向もあり、数を増やすより確実に見つけた方がいい。
・昨年度から実施している「FAR夢プラン」による先進若手農業者の視察は、儲かる農業を目の前で見ることができ、高校生には驚きと大きな刺激になった。 
・高校訪問にて、高校生に農業大学校の情報が伝わる方法は、進路指導の進学担当に説明することが重要。
・新規就農者の内、新規学卒者は10年前の約半分、反面、Uターンは増えている。平成24年度から始まった国の青年就農給付金の効果もあるようだ。県内で200人/年確保できている。最近、女性の新規就農者が増えている。